カテゴリー「映画-人間ドラマ」の126件の記事

「コンテイジョン」・・・82点

『コンテイジョン』の試写会に行ってきた。
監督スティーブン・ソダーバーグ(『オーシャンズ11』シリーズ等)。
出演マット・デイモン、マリオン・コティヤール、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット等。
公開は2011年11月12日。

致死率の高い謎のウィルスが発生。それが急速に広がっていく様子と、それに伴う人間の行動の数々を描く。

感染すると3,4日で脳が破壊され亡くなってしまう恐ろしい病気。(ゾンビとかにはなりません★)
周りでバタバタと死者が出始めたとき、治療法を求めて身を粉にして懸命に頑張る人もいれば、自分の事だけを考えて暴徒化する人々もいる。さらにはチャンスとばかりに金儲けをたくらむ輩までいて・・・

後半、ごく自然に暴徒化していく場面を見て、本当に恐ろしいと感じた。
震災時、海外のメディアに「日本は暴徒化しなくて素晴らしい」と書かれていたが、それをちょっと思い出して色々考えた。

いい人には助かってほしい!と思うけど、ウィルスは無差別に人々を襲う。
でも最後に人を救うのもやはり良心、のような気がした。

●● 私的、気に入った度・・・・・82点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

シリアスな人間群像ドラマが見たい人。重い話も大丈夫な人。

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「サンタ・サングレ 聖なる血」

 サンタ・サングレ/聖なる血

←ビデオ持ってるけど、DVDでも欲しいな~shine

サンタ・サングレ/聖なる血
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一人の時間が出来たので、一人の時じゃないと観られないような物を!と押入れから懐かしいビデオを引っ張りだしてきて鑑賞。
『サンタ・サングレ 聖なる血』(1989・伊)。監督アレハンドロ・ホドロフスキー。出演アダン・ホドロフスキー、ブランカ・グエッラ、アクセル・ホドロフスキー等。

サーカス団の団長の息子フェニックスは、両親の惨劇を目撃して精神病院へ。大人になった彼は、母に言われるままに、「女」というものに復讐を・・・

実際にメキシコで30人もの女を殺して庭に埋めていたといわれる分裂症の人物を取材し、リアルでグロテスクな映像表現に成功した傑作カルトムービー。(amazonより抜粋)

10年以上ぶりに観たけど、いや~やっぱ濃いわ~~☆ 
原始的ともいえる総天然色で綴るシュールな画、強烈にして詩的な極上の一本。大好きです!(でも万人にオススメできるような作品ではない)。

主人公フェニックスの子供時代を演じるアダン・ホドロフスキーも、成長してからのフェニックス役のアクセル・ホドロフスキーも、どちらも美形lovely どちらも監督の実の息子との事ですが、監督自身も美形なのかな~heart04

カルト映画の巨匠アレハンドロ・ホドロフスキー。『エル・トポ』(1969年)や『ホーリーマウンテン』(1973年)のほうが有名ですが(多分)、私は今作が一番好き♪
監督いわく「初めて観客のために製作した」作品らしいです。うん、前2作はヨクワカランかったもん(^^;

あまりに素敵なので、もう一度画像を♪

 サンタ・サングレ/聖なる血

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←DVD特典の監督インタビュー、観てみたい~~!

惜しむらくは、ラストがちょっと弱い★ そこまでが素晴らしかっただけに残念><

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「フロスト×ニクソン」・・・82点

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←元は舞台劇。
舞台でもこの二人が同役柄を演じていたそうです。

発売日:2010/01/22
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フランク・ランジェラが観たくて、『フロスト×ニクソン』(2008・米)を借りて観た。監督ロン・ハワード。出演マイケル・シーン、フランク・ランジェラ、レベッカ・ホール、ケヴィン・ベーコン等。

ウォーターゲート事件で辞任に追い込まれ、その後罪を認めることなく沈黙を守り通したニクソン元米国大統領。しかし辞任から3年後の77年、一人の英国人司会者デビッド・フロストが彼の単独TVインタビューを敢行する。
本作は全米中が注視したこの伝説のTVインタビューをテーマに、その舞台裏で繰り広げられた両者のブレーンを巻き込んでの熾烈な駆け引きと緊迫のトーク・バトルの模様を、名匠ロン・ハワード監督がスリリングに描き出した実録ドラマ。(allcinemaより抜粋)

フロスト側には「真実の究明と、謝罪の言葉を引き出したい。(そうすれば金と名声が手に入る!)」との思惑が。
ニクソン側には「悪いイメージを払拭し、政界に返り咲きたい。(こんなバラエティの司会者なんて、丸め込むのは簡単簡単♪)」との目論見が。
元が舞台劇らしく、カメラが動かない室内の場面が多いが、退屈ではない。
二人の火花が散るようなインタビュー場面は、スリリングでさえある。

フランク・ランジェラがいいですね~~
人生の酸いも甘いも噛み分けた、その風貌・たたずまいが秀逸。

ところで・・・
私、むか~し観た『ドラキュラ都へ行く』って映画が大好きで。今までずっと主演はフランク・ランジェラだったと思ってたんですが、今回記事を書くに当たって調べていたら、それはジョージ・ハミルトンだった事が判明★ 
フランク・ランジェラは同年(1979年)『ドラキュラ』という作品に出ていたので、ゴッチャになってたようです(爆) 
でもどっちもメチャメチャ男前だった・・・(←ものすごくウロ覚え)

さらに懺悔・・・
今作を観てる間中、フロスト役のマイケル・シーンの事をマーティン・シーンと勘違いしてました★ 「えらい若くみえるなぁ・・・整形したのかなぁ・・・」と思ってた(--;

●● 私的、気に入った度・・・・・82点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

社会派作品、硬派な男同士の団体頭脳戦が観たい人。

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★「ハート・ロッカー」・・・90点

キャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』(2008・米)を観に行った。出演ジェレミー・レナー(ジェームズ役)、アンソニー・マッキー(サンボーン役)、ブライアン・ジェラティ(エルドリッジ役)、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース(トンプソン役)、クリスチャン・カマルゴ(軍医役)、デヴィッド・モース、エヴァンジェリン・リリー(ドラマ『LOST』のケイト。今作ではジェームズの妻役)等。PG-12

2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり……。(Yahoo!映画より抜粋)

凄かった・・・。
「緩急」はなく「急急」。いや「急」って感じじゃないな。しいて言えば緊迫感ばかりが続く「緊緊緊緊」みたいな。( ̄◆ ̄;) 
こんな所にいたら、誰でもオカシクなるのは当たり前に思える。

爆発物処理班なので爆発物に対する緊張感ももちろんあるのだが、それ以上に360゚全方位的に注意を払わなければならない緊迫感。

イラク市民が遠巻きに見物している中で命をかけて処置するワケだが、もしかしたらその中にその爆弾をしかけたテロリストがいて、近づいたらドカーンとやってやろうと狙っているのかもしれない。全ての現地人が怪しく思える状況。

たとえテロリストじゃなく一般人だったとしても、自分が死ぬ所を心待ちに見物されているような気がして、決して気持ちのいいものではないだろう。(少なくとも私なら嫌だ。)

イラクにおける米兵の立ち位置は微妙である。
現地人の反感を買い、テロリストに命を狙われながら、なぜソコまでして命がけの任務につかなければいけないのか? 兵士である以上、国のため? 国ってアメリカのため? イラクのため? 
私にはよくわからない・・・

平和ボケした私にも、そんな事を考えさせた凄い映画である。
そして、途中「この映画、ずっと終わらなきゃいいのに・・・」と思うほど面白かった。←この言葉は不適切な気がするが、他に思い当たらないので(--;)

●● 私的、気に入った度・・・・・90点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

極限状況下の緊迫した人間ドラマが好きな人。戦場モノが好きな人。

(以下、ネタバレ有り。要ドラッグ)

「大事なものは俺には一つ」と言ったジェームズは、戦場へ戻っていく。つまり、冒頭の言葉どおり(「戦争(の高揚感)は中毒になる」)って事か。
家族より、息子より、大事なのは戦場の高揚感なのか・・・。

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「ミルク」・・・90点

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←実物とかなり似て見えるのが不思議~☆
 顔のシワの感じとかソックリで(@@)
 ショーン・ペン、渾身の演技です!!

発売日:2009/10/21
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ショーン・ペンがゲイの活動家を演じるという『ミルク』(2008・米)を借りて観た。
監督ガス・ヴァン・サント。出演ショーン・ペン、ジェームズ・フランコ、ジョシュ・ブローリン、ディエゴ・ルナ、エミール・ハーシュ等。PG-12。
なお今作では、ハーヴェイミルクではなくハーヴィーミルクと表記されてました。

自らゲイであることを公表し、ゲイをはじめあらゆるマイノリティの社会的地位向上のために立ち上がった伝説の活動家ハーヴィー・ミルクの波乱に富んだ後半生を、名優ショーン・ペンの熱演で描く感動の伝記ドラマ。(allcinemaより抜粋)

久しぶりに、しゃくりあげて泣きました。(;;)

冒頭、向かい合って話す二人(ハーヴィー・ミルク役ショーン・ペンと、スコット役ジェームズ・フランコ)が、どっからどうみてもゲイ。実際には、少なくともショーン・ペンはゲイじゃないと思うので、役者の観察眼というのは物凄いなぁと感服。(もちろんそれを体現する演技力も。)
この場面、ハーヴィーをまっすぐ見つめるスコットの、どこまでも優しい笑顔が秀逸です。

ゲイとして生きることの大変さ。今からたった3~40年前なのに、それはもう想像を絶するもので・・・。正に命がけ。先進的で自由なイメージがあるアメリカでさえそうなのだから、もっと保守的な国なら尚更でしょう。

今作は、ゲイ関連以外にも、”選挙に勝つには市民の喜ぶ事をして心を掴め!”という部分や、”根回しの重要さ”・”多数決に勝つための駆け引き”なども解り易く描かれていて、興味深いものがありました。

●● 私的、気に入った度・・・・・90点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

ゲイに対して偏見の無い人。
でも本当は、ゲイに対して偏見のある人にこそ観て欲しい。(でもでも、偏見ありありの人は受け付けてくれないんだろうな・・・)

ドキュメンタリー『ハーヴェイ・ミルク』の記事はコチラ

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「天井桟敷の人々」・・・84~5点

 DVD 天井桟敷の人々

←向かって右下が主役のパントマイム役者バチスト。
 どうしてもSMAPの草なぎ君に見えてしょーがない★

ガランス役の女優さん、観てて「あんまり若くない人だなぁ?」と思ってたら、なんとこの時47歳だそう(@@)。女はトシじゃ無い!(但し、美人に限る)

以前雑誌で芸能人が好きな映画ベスト5を選ぶという特集があった。そこで、美輪明宏が第一位に選んでいたのが『天井桟敷の人々』(1945・仏)。一度観てみたいとは思いつつ、かなりの長編(195分)なのでつい先延ばしにしていた一本。やっと借りて観た。
監督マルセル・カルネ。出演アルレッティ(美人ガランス)、ジャン=ルイ・バロー(無言劇役者バチスト)等。

人間絵巻としてのボリューム感、横溢するロマンチシズム、純化された19世紀の風俗再現と、類を見ない、フランス人にとっての永遠の一作。
1840年代パリのタンプル大通り。パントマイム役者バティスト(バロー)は、裸に近い踊りで人気のガランス(アルレッティ)に恋をする。犯罪詩人ラスネールや俳優ルメートルも彼女に夢中だ。・・・(allcinemaより抜粋)

初めの方はどうしても古臭い感じがあるなーと思いながら観ていたが、どんどん面白くなってくる。人の心の動き、恋に落ちる様子というのは、いつの時代でも普遍的なものなのだ。

今作のワタクシ的見どころは、ウブなバチストがガランスを見つめる表情。
美人に笑いかけられて、急に眠りから覚めたようになる、一目惚れのバチスト。
偶然再会して、夢見ごこちなバチスト。
トントン拍子にキスをして、夢うつつなバチスト。
このキス・シーン、バチストは目をうっすら開けてガランスを見つめたまま。「これは夢か?夢じゃないのか?この人がホントに此処にいるのか???」とか思ってるのが手にとるようhappy02 
もーバチストってば!! いじらしくて可愛くてタマラ~ン!

純情を捧げるバチストだが、百戦錬磨で自由人なガランスは自分だけのものになってくれるわけもなく。二人のココロはすれ違う・・・

そんな二人のメロドラマ。後半もいよいよ切なさが募る。
そしてラスト。それぞれの人の立場になると、色々考えちゃうな~~
どの人の言い分もそれぞれ分かるだけに・・・。難しい★

映画は二人の恋愛以外にも、色んな人たちが登場。「男のプライドをかけた決闘」なども飛び出し、それぞれにキャラの濃い人物なので非常に興味深いものになっている。

純粋でロマンティックで、美輪明宏が一位に選んだのも納得。
私ももっと若い時に観ていれば、「好きな映画」のかなり上位に食い込んだと思う。名作の看板に偽り無しであった。

●● 私的、気に入った度・・・・・84~85点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

フランス名作に興味のある人。恋する描写・純愛モノが好きな人。

<オマケ>

バチストがガランスに言う。「君はなんて美しいんだ・・・heart02
それに答えるガランスのセリフが「イキイキしてるからよconfident
・・・それは謙遜なのか? (?_?)

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「映画は映画だ」・・・80点

 映画は映画だ

映画は映画だ

←製作・原案はキム・ギドク。うん、ギドク臭ちょっとするする~(^^;

TSUTAYA onlineで詳細を確認する

韓流スターが共演の異色ドラマという『映画は映画だ』(2008・韓)を借りて観た。監督チャン・フン。出演カン・ジファン(俳優スタ役)、ソ・ジソブ(やくざガンペ役)、ホン・スヒョン(女優カン・ミナ役)。PG-12

人気俳優のスタは、喧嘩の撮影で共演者を実際に殴り、大怪我をさせてしまう。誰もがビビッて共演したがらなくなり、困った彼は「そうだ! こないだ街で絡んできた、あのヤクザを使おう!」と・・・

『映画は映画だ』。興味深いタイトルです。
つまりどんだけ本気ファイトに見えても、それはやっぱり手加減してカメラ位置やら映り方とかも考えてるけど、リアルでは生きるか死ぬかで、手段なんて関係ないんだよ、みたいな事をあらわしてるのかな。

ガンペが女優を暴行するシーンの撮影、の場面。
彼は周囲にスタッフがいるにも関わらず実際に強引にヤッてしまう(という設定)。
でも彼女の脳裏では「ヤだけど、いい画が撮れてるかも!」との思いが少なからずあった(という設定)。
だって本当にイヤなら「監督~!」って言えば一瞬でスタッフが助けに来るのは分かってるんだから・・・
女優根性、恐るべし(という設定)。
書いててややこしい(--;

全体的に緊迫感があって面白かったけど、見逃してもらっちゃったトコだけ不満。
んな甘いワケ無いでしょ~★

●● 私的、気に入った度・・・・・80点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

う~ん、誰だろ? 男くさい映画が好きな人。

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「画家と庭師とカンパーニュ」・・・80点

画家と庭師とカンパーニュ [DVD] DVD 画家と庭師とカンパーニュ [DVD]

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2009/06/03
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よくDVDの予告編集に入ってて、良さ気だな~と思っていた『画家と庭師とカンパーニュ』(2007・仏)を借りて観た。
監督ジャン・ベッケル。主演ダニエル・オートゥイユ、ジャン=ピエール・ダルッサン。

『クリクリのいた夏』のジャン・ベッケル監督がフランスの田舎町を舞台に描いたドラマ。 都会生活に疲れ果て、生まれ故郷のカンパーニュの屋敷で田舎暮らしを始めた中年の画家が、庭の手入れのために庭師を雇うが、彼は小学校時代の同級生で…。 (「キネマ旬報社データベース」より抜粋)

久しぶりに再会したオッサン二人が、実に楽しそうでイイ感じ(o^-^o)
友達っていいなぁ~と素直に思わせてくれる。
それは庭師が、とってもイイ奴だから♪
ずっと地元で堅実な人生を送り、愛する妻がいて、変化のない色んな事柄にも感謝の気持ちを持っている。
要するに、人生を楽しんでいるのである。
そんな彼の生き方に触れた画家も、それをねたむでもなく(そこまでヒネくれて無い☆)、庭師と話していると幸せな気持ちになる。
子供時代の懐かしい・楽しい気分。それが観ているコチラにまで伝染してきて、何て事の無い会話の場面が続いても、不思議と退屈しない♪

●● 私的、気に入った度・・・・・80点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

中年男が童心に戻る、牧歌的な景色と温かいドラマが観たい人。
幸せとは、人生とは、を考えてみたい人。

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★「ラブリーボーン」・・・81点

原作がとても良かった『ラブリー・ボーン』(2009・米/英/ニュージーランド)。試写会が当たったので観に行った。
監督ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ等)。
出演マーク・ウォルバーグ(父)、レイチェル・ワイズ(母)、シアーシャ・ローナン(スージー)、スーザン・サランドン(祖母)、ローズ・マクアイヴァー(妹リンジー)、スタンリー・トゥッチ(Mr.ハーヴィ)等。かなり期待しての鑑賞。
原作を読んだ時の記事はコチラ

わずか14歳で残忍なレイプ殺人犯の犠牲となり天国へと旅立った少女が、崩壊していく家族に魂を寄り添わせ、その再生を見守る中で自らも悲劇を乗り越えていく姿を、優しい眼差しでファンタジックかつサスペンスフルに綴る。(allcinemaより抜粋)

結論:映画が原作を超える事は滅多に無い。

スミマセン、いきなり否定的な事を言ってしまいましたが、映画だけを観れば良い出来ではあったと思います。この世とあの世の境目のビジュアルなどは”映画ならでは”のものだし、原作の世界観も壊されてはいなかったと思う。

ただ、やっぱり原作のほうが素晴らしいのです。もっと色んな事が描かれているのです。
(映画では「妹の成長」と「ママ関係」がほぼ省略されていた。まあ2時間でこれを盛り込むと散漫になる、というのは分かるけど・・・★)
スージーの事件に焦点をあわせた分、サスペンスっぽさが強い気がしました。

とか言って~。
オープニングの幼いスージーとパパのやりとりで、すでにウルウルきちゃってたんですけど(;;) あれはたしか原作には無い場面だった・・・。

スタンリー・トゥッチは『プラダを着た悪魔』のナイジェルと同一人物とは思えない役!! おばあちゃん=スーザン・サランドンはイイ味だしてました(^^)

●● 私的、気に入った度・・・・・81点(←80点に、冒頭の映画独自の場面で1ポイント+) ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

サスペンスとファンタジーと、両方好きな人。

(以下、若干ネタバレ有り。要ドラッグ)

映画では、スージーが殺される時の様子はうまく省いてある。これは万人受けするように(←PG-12とかのレイティングの関係)かな。
それと、事件担当のレン刑事(マイケル・インペリオリ)がとっても感じのいい二枚目だったのに、ママとの絡みがなくて残念~~
(↑原作では二人は情事を・・・。そんなナンダカンダもあってママが家出、という流れになっている。映画だけ見た人は「なんで突然、家出?」と思うのでは?)
ラストは、オバアチャンと天国で出会って欲しかったな~☆
それと~一番言いたい事は~・・・。
映画では、原作の”成長物語”部分がスッポリ抜け落ちてるせいで、「素敵な話だった!良かった!」感も失われたような気がする。そのせいで、誰にオススメな映画なのか、よく分からない。コレ観た人、喜ぶか?

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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』・・・81点

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD] DVD ベンジャミン・バトン 数奇な人生 [DVD]

←小さい体にブラピの顔だけ差し替えたり、タトゥを消したり、
CGで何でもあり状態だったそうです。
CGってスゴイ・・・(--;
金さえかけりゃどんな映像も思いのままか?
(デイジーのバレエも顔だけケイト・ブランシェットの顔と差し替えたんだって。もう役者が色んな努力する必要なくなるなぁ~)

ブラピが若返っていく男を演じた『ベンジャミン・バトン』(2008・米)を借りて観た。
監督デヴィッド・フィンチャー。出演ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・フレミング等。

老人のような体で生まれ、年をとるごとに若返っていく男の一生を、彼が愛した女性の一生を絡めて描く。

最後はどうなるのか。そこが最大の関心でしたが、う~む、コレちょっと変だよね?
だって○○の時は××で、△△の時は□□なんて。
それならいっそ△△の時は☆☆なら納得できたんだけど。
(観てない人、サッパリわからんレビューでゴメンナサイ)

しかし、ブラピにあんな瞳で見つめられちゃ~もうメロメロ~heart01lovelyheart01
彼の言う「永遠」はあったんだろうか?
心にはあったと思いたいけど、肉体は時と共に移ろいゆくモノで・・・
彼女にしてみればキツイよねdespair

ブラピ本人を見てると、結構な年月いけるもんだなぁとも思えますが☆

●● 私的、気に入った度・・・・・81点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

「数奇な人生」の物語に興味のある人。主人公だけでなく、色んな人生がでてきます☆

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