« 「バカはなおせる」久保田競 | トップページ | ブログとそうじと家庭の事。 »

★「ハート・ロッカー」・・・90点

キャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』(2008・米)を観に行った。出演ジェレミー・レナー(ジェームズ役)、アンソニー・マッキー(サンボーン役)、ブライアン・ジェラティ(エルドリッジ役)、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース(トンプソン役)、クリスチャン・カマルゴ(軍医役)、デヴィッド・モース、エヴァンジェリン・リリー(ドラマ『LOST』のケイト。今作ではジェームズの妻役)等。PG-12

2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり……。(Yahoo!映画より抜粋)

凄かった・・・。
「緩急」はなく「急急」。いや「急」って感じじゃないな。しいて言えば緊迫感ばかりが続く「緊緊緊緊」みたいな。( ̄◆ ̄;) 
こんな所にいたら、誰でもオカシクなるのは当たり前に思える。

爆発物処理班なので爆発物に対する緊張感ももちろんあるのだが、それ以上に360゚全方位的に注意を払わなければならない緊迫感。

イラク市民が遠巻きに見物している中で命をかけて処置するワケだが、もしかしたらその中にその爆弾をしかけたテロリストがいて、近づいたらドカーンとやってやろうと狙っているのかもしれない。全ての現地人が怪しく思える状況。

たとえテロリストじゃなく一般人だったとしても、自分が死ぬ所を心待ちに見物されているような気がして、決して気持ちのいいものではないだろう。(少なくとも私なら嫌だ。)

イラクにおける米兵の立ち位置は微妙である。
現地人の反感を買い、テロリストに命を狙われながら、なぜソコまでして命がけの任務につかなければいけないのか? 兵士である以上、国のため? 国ってアメリカのため? イラクのため? 
私にはよくわからない・・・

平和ボケした私にも、そんな事を考えさせた凄い映画である。
そして、途中「この映画、ずっと終わらなきゃいいのに・・・」と思うほど面白かった。←この言葉は不適切な気がするが、他に思い当たらないので(--;)

●● 私的、気に入った度・・・・・90点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

極限状況下の緊迫した人間ドラマが好きな人。戦場モノが好きな人。

(以下、ネタバレ有り。要ドラッグ)

「大事なものは俺には一つ」と言ったジェームズは、戦場へ戻っていく。つまり、冒頭の言葉どおり(「戦争(の高揚感)は中毒になる」)って事か。
家族より、息子より、大事なのは戦場の高揚感なのか・・・。

|

« 「バカはなおせる」久保田競 | トップページ | ブログとそうじと家庭の事。 »

映画-人間ドラマ」カテゴリの記事

コメント

緊迫感は比類がない映画でしたね。
爆弾処理に加えて、周囲を警戒しなきゃいけないんですから、ほんとにもう、疲れ果てます。それが突き抜けると戦争中毒に? 恐ろしい。
きのう、アカデミー賞授賞式を見ました。ビグロー監督、きれい! 背が高すぎるけど。

投稿: ボー | 2010年3月15日 (月) 07時24分

こんにちは~
今回は絶賛ですね。これは必見でしょうけど、
私の県内では一箇所しか上映してなくて
まだ観ていません。
戦争の悲惨な処を楽しんではいけませんが
強く惹きつけられますね。
きっと戦争映画の歴史に残る作品になるのでしょうね。
早く観たいです。

投稿: ワトソン | 2010年3月15日 (月) 10時40分

★ボーさんへ------------------------------★

中盤のシューターとスポッターみたいな場面、凄かったですね~
「ジュースくれ」って言って、
自分でジュース飲むのかと思ったら飲ませてポイ。
オトコマエやわ・・・

ビグロー監督、私も今回初めて写真をみましたが、美人ですね!
今まで「ブルー・スチール」の女警官をイメージしてたのでスゴク意外でした~

★ワトソンさんへ------------------------------★

これは是非ワトソンさんにも観て欲しいですね~
ただ、途中で暗い屋内の場面があるんですが
そこでちょっとウトウトしかけた事をここで懺悔・・・(´д`)
DVD出たらまた観たいです☆

投稿: わさぴょん | 2010年3月15日 (月) 18時57分

見に行かれたんですね~
今回のショーレースにあがった作品って意外とミニシアター系が多くって地方のシネコンでは上映なし…アンコール上映に多少の期待もしてますが…
市内の映画館、混んでましたか?

投稿: 夢眠 | 2010年3月17日 (水) 22時18分

★夢眠さんへ------------------------------★

行ってきました~(^^)
そう!これ上映してる映画館、すごく少ないですよね・・・
映画館はもちろん満席、お昼になる頃には夕方の回まですべて完売でした。
年齢層はかなり高かったです☆

投稿: わさぴょん | 2010年3月18日 (木) 07時02分

わさぴょんさんこんばんは
わたくしも、不適切かなと思いながらも
最後に違うチームに所属してのこり365日になった時
続編してくれって思ってしまった

いままで映画やドラマで観てきた爆弾処理がヘッみたいに思えました

戦争中毒・・・確かにあの緊張感をひとつ乗り越えるとまた次!!って感じに麻痺してしまうのかもしれない
でも子供に話しかけている時に
彼は爆弾処理が自分にしかできない、誇りある仕事とも思ったと思うの
こんなかわいい命をひとつでも救えるならって
決して刺激を求めてのみ戦場に戻ったとは思いたくないな

投稿: 雨里 | 2010年9月18日 (土) 21時10分

★雨里さんへ------------------------------★

ね~、もっと観ていたいと思っちゃいましたよね~
まさに中毒になりそうな映画といえるのでは(--;

>こんなかわいい命をひとつでも救えるなら

なるほど、それならまだ救いがあるね☆
でも「大事なものは俺には一つ」って言い方が
「一つって君の事だよ」って感じでは無かったような気がするんですよね・・・

投稿: わさぴょん | 2010年9月21日 (火) 06時54分

わさぴょんさんは劇場鑑賞だったから、
緊張感がハンパなかったようで。

何のため?誰のため?って、仲間の2人は疑問を持ちながら
「死にたくない」って気持ちでいたけど、
主人公のジェームズはちょっと違ってたよね。

もちろん刺激を求めてだけの理由で戦場に行ってるわけじゃないけど、
戦場こそが自分の生きる場所って感じでやっぱり病的でした。
死の恐怖より達成感が勝って、
子供より生きてる実感を選んだ気がします。

投稿: YAN | 2010年9月28日 (火) 17時54分

★YANさんへ------------------------------★

緊迫感ありまくりで、拳をかたく握りすぎて
掌に爪が食い込んじゃいました><

そうそう、達成感とか、自分にしかできない事を求められてる感じとか。
日常でもそういうのがあるとまた違ったんでしょうけど
あんな死と隣り合わせの状況が普段の生活にあったら
それはそれでまた困るような・・・★

投稿: わさぴょん | 2010年9月29日 (水) 09時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/292785/33751007

この記事へのトラックバック一覧です: ★「ハート・ロッカー」・・・90点:

» 「ハート・ロッカー」 [或る日の出来事]
この緊張感の持続は、あまり経験したことがないくらい。もう勘弁してよって言いたいほど。すごく、いい意味ですよ。 [続きを読む]

受信: 2010年3月15日 (月) 07時17分

» 『ハート・ロッカー』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ハート・ロッカー」□監督 キャスリン・ビグロー □脚本 マーク・ボール □キャスト ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース、デヴィッド・モース■鑑賞日 3月13日(土)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> 色々物議を醸し出した今回のアカデミー賞。  “元夫婦対決”なんてマスコミのオイシがる素材。 興行数字は文句なしに元夫に軍配が上がっている... [続きを読む]

受信: 2010年3月16日 (火) 17時21分

« 「バカはなおせる」久保田競 | トップページ | ブログとそうじと家庭の事。 »