「ミルク」・・・90点
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ミルク [DVD] ←実物とかなり似て見えるのが不思議~☆ 発売日:2009/10/21 |
ショーン・ペンがゲイの活動家を演じるという『ミルク』(2008・米)を借りて観た。
監督ガス・ヴァン・サント。出演ショーン・ペン、ジェームズ・フランコ、ジョシュ・ブローリン、ディエゴ・ルナ、エミール・ハーシュ等。PG-12。
なお今作では、ハーヴェイ・ミルクではなくハーヴィー・ミルクと表記されてました。
自らゲイであることを公表し、ゲイをはじめあらゆるマイノリティの社会的地位向上のために立ち上がった伝説の活動家ハーヴィー・ミルクの波乱に富んだ後半生を、名優ショーン・ペンの熱演で描く感動の伝記ドラマ。(allcinemaより抜粋)
久しぶりに、しゃくりあげて泣きました。(;;)
冒頭、向かい合って話す二人(ハーヴィー・ミルク役ショーン・ペンと、スコット役ジェームズ・フランコ)が、どっからどうみてもゲイ。実際には、少なくともショーン・ペンはゲイじゃないと思うので、役者の観察眼というのは物凄いなぁと感服。(もちろんそれを体現する演技力も。)
この場面、ハーヴィーをまっすぐ見つめるスコットの、どこまでも優しい笑顔が秀逸です。
ゲイとして生きることの大変さ。今からたった3~40年前なのに、それはもう想像を絶するもので・・・。正に命がけ。先進的で自由なイメージがあるアメリカでさえそうなのだから、もっと保守的な国なら尚更でしょう。
今作は、ゲイ関連以外にも、”選挙に勝つには市民の喜ぶ事をして心を掴め!”という部分や、”根回しの重要さ”・”多数決に勝つための駆け引き”なども解り易く描かれていて、興味深いものがありました。
●● 私的、気に入った度・・・・・90点 ●●
☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆
ゲイに対して偏見の無い人。
でも本当は、ゲイに対して偏見のある人にこそ観て欲しい。(でもでも、偏見ありありの人は受け付けてくれないんだろうな・・・)
ドキュメンタリー『ハーヴェイ・ミルク』の記事はコチラ。
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コメント
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アイデンティテーに違い…ってありますよね。
同姓しか愛せない、これって理解できますが人間以外しか愛せない…たとえば犬とかネコとか植物とか?ちょっと理解できない…
アニメのキャラしか愛せない…微妙(笑)
ゲイって凄く理解できそうだけど周りにいてると戸惑う(笑)
自分を貫くってどう言う立場でも大変なのかも?!役者は本当に凄い!ですね。
投稿: 夢眠 | 2010年3月 9日 (火) 20時40分
★夢眠さんへ------------------------------★
素敵なコメント、ありがとうございます☆
そうか~人間以外になると、ちょっとまた話が変わってきますね・・・
(たとえ人間でも、小児性愛はちょっと(--;)
相手に迷惑・負担をかけずに関係を築けるかどうかが分かれ目でしょうか。
「ただ思ってるだけならいいでしょ!」と言われるかもしれないけど
願望はエスカレートしがちだし~
異性間・同性間・それ以外、どれであるにせよ犯罪に発展しない事を願います★
(↑誰に言ってんだ?)
投稿: わさぴょん | 2010年3月10日 (水) 07時15分
こんばんは!
しわ・・って、そこ?(笑)
でも、確かにそういわれれば、そうかも^^
殺すこと無いよね?
しかも市長を一緒に殺害したから、犯人は
罪が重くなった・・というのが、
腹立つ事だよね!
投稿: ぴーち | 2010年3月10日 (水) 19時20分
こんばんは~♪
この映画で、俳優ショーン・ペンを見直した。私、顔が好きじゃなかったからさぁ、敬遠してたもん。「イントゥ・ザ・ワイルド」で監督としての力量もかいましたけど。
ほんとにゲイにみえるんだよねー。
些細な仕草なのにね。
目当てだったジェームズ・フランコはよかったなぁ~。(。・・。) ポッ
最後のキャンドルナイトは、泣いたなぁ。
この前WOWOWでやってたから録画しましたんで、また観ます。
マイノリティについて、色々と考えさせられる部分も多かったし、保守大国アメリカの一面もよくわかったなぁ。どちらかというと自由な国アメリカのイメージが強いけれど、そうじゃないし。
共演の若手イケメンも、好演でそのへんも楽しめたし、よかったわん。
投稿: ちゃぴちゃぴ | 2010年3月11日 (木) 00時47分
★ぴーちさんへ------------------------------★
いや~、あのシワはポイントだよ~(^^;
アレがなきゃ似て見えないと思うな~(←こだわるなぁ)
ホワイトの精神状態も、追いつめられてギリギリだったんだろうとは思うけど
頭固そうな人だけに、一線を越えちゃったら歯止めがきかなかったんだろうね。
命だけはとらないで欲しかった・・・><
★ちゃぴちゃぴさんへ------------------------------★
>顔が好きじゃなかった
あら、そうでしたか☆ たしかに癖のある顔だよね~
でもこの演技力は凄い! 私も今作みてそういう面で見直したかも♪
ジェームズ・フランコは冒頭からよかったよね!
あのキスシーン何度も繰り返し観ちゃいました(^^;
キャンドルナイト、そうそこ私も泣いた~~
>保守大国アメリカ、自由な国アメリカ
要するに人が多いし広いから、どちらの面もあるって事なんだろうけど
日本と一番違うのはキリスト教の部分かもね~
そこを振りかざして「神は間違いだと言っておられる!」とか言われたら
その神を信じてる人はソッチに流れるだろうし・・・私、無宗教なのでよくワカリマセンが>< ちょっとコワイわ★
投稿: わさぴょん | 2010年3月11日 (木) 07時02分
こんばんは!
今日はお祝いのメッセージ、
めっちゃ嬉しかったよ!
本当にありがとうございましたm(__)m
また、お邪魔しますね^^
投稿: ぴーち | 2010年3月12日 (金) 22時25分
★ぴーちさんへ------------------------------★
息子ちゃんの鼻も完治して良かったね!
しばらくはバタバタ忙しいと思うけど、
一生のうちでこんな忙しい事はもう無い一ヶ月だろうと思うので
頑張って乗り切ってください♪
投稿: わさぴょん | 2010年3月13日 (土) 10時40分
わさぴょんさんはドキュメンタリー映画のほうも観てるから、
人間ハーヴィー・ミルクにより感情移入して
しゃくりあげて泣けたのかな。
私はどちらかと言うと、
役者ショーン・ペンやジェームズ・フランコらを見ていたかも。
みんなちょっとしたゲイの仕草をすごく自然に演じてるわ~って。
途中の画質が悪いシーンはドキュメントフィルムですよね?
投稿: YAN | 2010年3月17日 (水) 18時20分
★YANさんへ------------------------------★
あっソコまで泣けなかった?(^^;
私も、泣いたのは最後だけなんだけど、どうしようもなく悲しくなって><
感情移入、しちゃってましたね~
役者達はみな巧かった!
うん、途中の画像の粗い部分(反対派の女性とか)は実際の映像らしいです。
最後の実際の人物達の画像も、みんな良く似てたわ~
投稿: わさぴょん | 2010年3月18日 (木) 06時57分