「美しすぎる母」・・・68点
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美しすぎる母 [DVD] ←殺す前に話し合おうよ・・・私からのお願い(--;) |
実際の殺人事件をモチーフにした作品というので『美しすぎる母』(2007・スペイン・仏・米)を借りて観た。監督トム・ケイリン。出演エディ・レッドメイン、ジュリアン・ムーア等。性描写・倫理面によりR-18(家族との鑑賞は不可)。
息子が成長して、美しい母を殺すまで。
う~ん・・・『バタイユのママン』より、変態度は薄い。凡人にもまだ理解できる範囲(え?出来ないって?^^;)。その分、妙にイヤラしくて、上品ぶってても一皮むけばソレかよ的な俗っぽさ。
でも実際の事件との事なんで、ホントにこんなんだったのかな・・・。歯止めが無いと、人間って’なんでもあり’になっちゃうんですね~
で、これじゃもうダメダと思って殺したのかな?
でもその後、結局自殺したそうなので、自分も普通には戻れなかったって事なんだろうな・・・
●● 私的、気に入った度・・・・・68点 ●●
☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆
実際の事件を基にした作品が好きな人。’壊れた家庭→壊れた心’モノに興味のある人。変態母子モノに興味のある人。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
へへへ、私も「ママン」観てますし。
あっちの方が、面白く思えますねぇ(^◇^;)
なんとなく理解出来そうなや~らしさなんで、不愉快な感じがつよまります。
この人たちは、狂ってるということで、私の中で理解したかなぁ??
一般ぴーぽーの方が、慎ましいですなぁ。
(ー’`ー;) ウーン
投稿: ちゃぴちゃぴ | 2009年1月28日 (水) 20時02分
これも実話って事でびっくりなんだけど…
精神が壊れてるけど、そう見ない…が怖いのか?
壊れてる方が普通なのか?!
投稿: 夢眠 | 2009年1月28日 (水) 23時00分
★ちゃぴちゃぴさんへ------------------------------★
>なんとなく理解出来そうなや~らしさなんで、不愉快な感じがつよまります。
そうなんですよ~。なんか生々しい感じ。
見ちゃった的「あ、シマッタ」感があったりして^^;
主人公母子が、微妙に美しくないってトコが
それに拍車をかけてたような・・・
★夢眠さんへ------------------------------★
そう、コレが実話ってのがオソロシイですよね・・・
あんな人たちが、あんな事が実際にあったなんてね・・・
もし自分があの立場なら、やっぱりああいう結末になっちゃったのかな・・・?
う~ん、そうも考えにくいか★
理解できそうな割に共感度は低いですね(´д`)
投稿: わさぴょん | 2009年1月29日 (木) 06時49分
この母に話し合いなど通じるまい
これさぁ母親に焦点当て過ぎだから
なんで殺したのかわかんないよね
ばっかだねぇ、なさけない・・
とか思ってるうちに息子が崩壊してたのよ
結局、母は死に、息子も普通の精神状態じゃないで刑務所にはいっいたわけだから
実際にこうだったって息子の想いはわかんないよね
周りのセレブたちの証言を元に
あったらしい事、描いたんでしょう
映像は嫌いじゃなかったし
ストーリーも愚かだなと思いながらも
私は楽しめました
投稿: 雨里 | 2010年5月27日 (木) 17時39分
★雨里さんへ------------------------------★
う~む、思い出そうとすると『バタイユのママン』とごちゃ混ぜになってしまって上手くいかず★
でも、ナルホドそうか!
共感できないポイントは、息子側の心理描写があまり無かったせいなのかも。
息子の心理・・・
解ったらちょっと耐えられないかも。。。
映像的に。どうだっけな~
私的には普通だったような・・・
投稿: わさぴょん | 2010年5月28日 (金) 08時58分
実際の出来事みたいですが あらすじを読んでて
”このふたりはまさに破滅する運命だった”それが 率直な感想です。
息子が母を殺したって なってますが
このゆがんだ関係では 息子が母を殺してなかったとしても 別の形で悲劇を迎えてたのでは。
この状況では 逆に母バーバラが息子アンソニーを殺害してた可能性だって おおいにありえます。 そうとう精神的な不満や不安が鬱積してたバーバラ・・・
腹を痛めて生んだ息子だからこそ・・・ってコトにも
投稿: zebra | 2013年4月18日 (木) 21時23分
★zebraさんへ--------------------------★
長いことPC触ってなくてスミマセン・・・(--;
>”このふたりはまさに破滅する運命だった”それが 率直な感想です。
ですよね~
これで「二人は幸せに暮らしました、メデタシメデタシ」になるわけがない★
歪んだ母が、歪んだ息子を作り上げてしまい
起こるべくして起こった悲劇、なんですね・・・
そうか、逆の可能性もありですね!
いずれにせよ、何らかの悲劇で幕を閉じたと。(´Д`)
投稿: わさぴょん | 2013年4月24日 (水) 23時01分
ふたたびコメントします。ベークランド一族に ついてです。
あらかじめ ことわっておきますが 気分が重くなるコメントですので ご容赦ください。
ベークランド一族は もともと レオベークランドという プラスチック発明家が 工業化に成功して 自分の名から
"ベークライト"というプラスチックを世に送りました。
アクセサリー、小物アンティーク素材などに 製品化され 財を築きましたが ベークライト自体 命とりな欠点が ありました・・・ 製造過程において化学反応によって 爆発事故が起きやすかったそうです。
60年代、70年代には 爆発事故の起きない安全な改良プラスチックが開発されましたので ベークライトは姿を消していきました。
それは奇しくも バーバラ事件が起きた 70年代と同じ時期。 とうぜん こんな事件を起こせば一族の名誉が無事なワケが ありません・・一気に ベークランドの評判は悪化。 栄華は途絶えました。
なんだか日本の源平時代末期の 義経ひきいる源氏軍に攻め込まれた平家の滅亡。平家物語
"おごれる者 ひさしからず"や・・・・
頼朝の圧力に屈した 藤原泰衡が平泉の館で義経を攻め倒したものの 結局、頼朝の謀略で滅亡した 奥州藤原一族。
”夏草や兵どもが夢のあと・・” 等・・・
名門一家ベークランド一族も 平氏、義経、奥州藤原一族と同じく いくさではないが名門の衰えによって滅んだと見えます。
>←殺す前に話し合おうよ・・・私からのお願い(--;)
前にコメントしましたように このふたりの状況を見る限りでは バーバラとアンソニー おたがい寄り添ってないと生きていけなかったと同時に どっちかが殺らなかったら 逆に殺られてた。
ふたりの愛情と憎しみ はコインの裏表だったのかも。
投稿: zebra | 2013年8月16日 (金) 21時18分
★zebraさんへ--------------------------★
返信が遅くなり、大変申し訳ないです(´Д`)
ベークランド一族。
初めて聞く名前ですが、一族の衰退って物悲しい匂いがして
ソレで一本作れそうですね。
事実は小説よりも奇なり・・・
愛情と憎しみは表裏一体。
どーでもいい相手なら、そこまで憎むこともなかったでしょうからね><
ただ、憎いからってわけでもなかったような気もするのが
複雑なところです・・・
投稿: わさぴょん | 2013年9月 8日 (日) 21時17分