★「記憶の棘」・・・57点
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記憶の棘 オリジナル・バージョン 販売元:ハピネット・ピクチャーズ |
準新作で、二コール・キッドマン主演のミステリー「記憶の棘」(2004・米)を観た。共演にキャメロン・ブライト(「ウルトラヴァイオレット」「X-メン3」)。かなり期待しての鑑賞。
夫を亡くして10年の美しい未亡人アナ。恋人ジョゼフとの再婚を決意した矢先、夫の生まれ変わりだという10歳の少年が現れて・・・。
観始めてすぐ、イ・ビョンホンの「純愛中毒」みたいなオチなのか?と思わせる場面があった。でも結局のところどうなんだろ・・・。よくわかりませんでした。と言うより、さまざまな解釈のできる結末だと思う。
「純愛中毒」とは、兄弟が同時に事故に遭い、兄は死ぬがその後目覚めた弟が「俺は兄だ」と言う話。観るならメロドラマを観るつもりで。
アナの友人クリフォード役で「プリズンブレイク」のアブルッチ(ピーター・ストーメア)が出てた^^ その妻はアン・ヘッシュ(「6デイズ7ナイツ」「サイコ(リメイク版)」)。久しぶりに見たけど、なんとなく角が取れた印象を受けた。前はもっとギスギスってゆうかトゲトゲっていうか。そこが個性的で、嫌いじゃなかったんだけど。
●● 私的、気に入った度・・・・57点 ●●
☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆
ニコール・キッドマンのファン。キャメロン・ブライトのファン。生まれ変わり話が好きな人。
(以下、ネタバレ有り。要ドラッグ)
私の解釈は二つ。
①本当は生まれ変わりではない。埋められた手紙などを見てちょうど10年=10歳で自己暗示にかかってしまった。(でもこれだと「サンタがいないと言った人」などの説明がつかない。)
②夫の生まれ変わり。埋められた手紙を見て、アナがどんなに夫を愛していたかを初めて知り、アナを愛する部分だけが目覚めた。
どちらかというと②かな。どちらにしても少年自身は「自分は生まれ変わり」と信じてたと思う。じゃあなぜアナが信じた時、少年は「僕は夫じゃない」と言ったのかな。アナの社会的立場を考慮して?浮気してた自分を責めた?
じゃあ何が望みだったのか?ただジョゼフとの結婚をやめること?「ジョゼフの本性はこれだ」って教えるために現れたのかと思うようなシーン(ジョゼフが怒る場面)もあったけど、それを見せるためだけとは考えにくい。最後は結婚したし。
最初は②で現れたんだけど浮気してた自分が許せなくて身を引いたって感じかな?
心を乱されたアナはかわいそう。10年経ってやっと平穏になったと思ったのに。しかもどっちつかずだし。ラスト、ジョゼフが倒れそうなアナをささえて歩いていったのがせめてもの救いか。少年はこれからどんな気持ちで生きていくのかな。夫である自分を封印して生きていくのかな・・・。
あれ?なんか長々書いちゃった。けっこう気にいったんじゃないの私・・・?
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コメント
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どうだろう?なんて思いつつ一応リストに入れてます。
なんだか不思議な話みたいで楽しみ!になりました。
投稿: 夢眠 | 2007年8月 5日 (日) 15時22分
観終わって色々考える余地が有るので
夢眠さんには気に入っていただけると思いますよ~^^
投稿: わさぴょん | 2007年8月 5日 (日) 19時50分