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「ヴィタール」・・・80点

ヴィタール スタンダード・エディション DVD ヴィタール スタンダード・エディション

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2005/06/24
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「鉄男」でおなじみの塚本晋也監督「ヴィタール」(邦・2004)を観た。主演は浅野忠信。今回も期待通りの塚本ワールド炸裂。

交通事故で記憶を無くした医学生が、解剖実習にのめりこんでいき・・・・・と聞くと猟奇ホラーと勘違いしそうだが、決してそうではない。これは記憶とともに<生の実感>をなくした若者が、現実感を取り戻すまでを描いた作品である。

塚本監督は今回も、製作・脚本・撮影監督・美術監督・編集を兼ねるマルチ(というかワンマン)ぶりを発揮。10年程前にTVでみた<若い監督が集まって対談する番組>で、「塚本監督の現場は”監督とスタッフ”じゃなくて”監督と信者”だからw」と他の監督が言っていて、深く納得したのを覚えてる。

主演の浅野忠信の”心ここにあらず”な顔が今作にハマッている。でもこの人が一番輝くのは”追い詰められた状況の演技”の時ではないかと私は思う。こないだ観た「誰がために」の時にはもっと、うまいなぁ~と感じたのだ。

ところで浅野忠信って私は「フライド・ドラゴン・フィッシュ」で初めて見たんだけど、その時は「綺麗な男の子だな~」という印象だった。それからずっとリアルタイムで成長を見て来ているのだが、どこからか急に”少年”から”青年”へ変わり、そして”男”になった。「フォーカス」後あたりが変わり目かな?

塚本晋也監督作はどれもそうだけど、これも好き嫌いの分かれる一本。私は大好きです。(^^)

●● 私的、気に入った度・・・・・80点 ●●

☆☆ オススメしたい人 ↓ ☆☆

現実感の希薄な人に観て欲しい。医学物が好きな人も。塚本晋也の他作品が好きだった人は勿論。尚、ホラーではないが解剖実習の描写(血は出ないけど)は多いので、そういうのが苦手な人はやめた方がいいかも。

[Focus]

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